残飯からドッグフードへ

昔の犬は、飼い主が食べたものの残り物を餌として与えられていました。餌の内容としては、米などの穀物が多くなり、味付けも人間が好む濃い味付けで犬にとっては塩分が高く栄養も偏ったものになりがちでした。昔の犬の寿命が短かったのは、こういったことが原因の一つとしてあるのです。

犬にとって必要な栄養はタンパク質です。しかし、飼い主の残り物は炭水化物がほとんどで、肉などのタンパク質はほとんど含まれていません。また、犬にとって米などの穀物は消化しにくく、犬にとってかなりの負担となる食べ物なのです。しかし今は、ドッグフードが普及し、犬は人の残り物を食べることがなくなり、栄養バランスのよい食事が摂れるようになりました。

さらに、このドッグフードは犬の年齢によってその栄養や食感も違いがあります。幼犬のドッグフードは、成犬用のものに比べ、2倍ものタンパク質が含まれています。幼犬は生育のためにタンパク質が大量に必要となるからです。また、老犬は顎や歯が弱ってきていますから、柔らかな食感のものになっています。こうした工夫により、犬はストレスなく食事をすることができ、年齢に応じた栄養を摂取できるため、寿命にも大きく関係してくるのです。